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津波から避難する方法・逃げ方

2016/11/24 津波
この記事は約 6 分で読めます。
津波

地震が発生してから津波が押し寄せてくるまでの時間は、地震によって全く違います。

地震によっては揺れてから5分後には津波が襲ってくる場合もあるので、一刻も早く津波から避難することが重要です。

また地震の揺れの大きさと津波の大きさは関係ない場合があります。小さな揺れでも長時間続くことで大きな津波が生まれます。

今回は、津波から避難するベストに近い方法をまとめました。

さっさと避難する

さっさと避難する
津波から避難する際にもっとも大事なことは、さっさと避難することです。

例えば家族で逃げる場所を話し合ったり、離れ離れになった家族と電話をしている場合ではありません。

ですので、「津波の避難方法」を事前に家族間で共有しておくことが大事です。
事前にできる津波対策については、こちらでまとめています。

まずは高台へ避難し身の安全を確認してから、家族と電話をしましょう。

海岸沿いでは揺れの大きさに関係なく、常に最大級の津波が来ることを想定し、さっさと避難をしましょう。
避難した方が良いのかどうか悩む時間はありません。

助けに行ったり確認しに行かない

これも「さっさと避難する」に近い話になりますが、誰かを助けに行ったり、隣人のお年寄りを確認しに行ったりしてはいけません。

この「誰か」には家族も当てはまります。家族だろうが、津波が襲ってくる可能性があるときは助けに行ってはいけません。

具体的には、幼稚園や小学校に子供を迎えに行ったり、近くに住んでいる母に声掛けをしにいったりですね。

「家族を見捨てるなんてとんでもない!」と思う人もいると思いますが、
東日本大震災では助けに行ったことが原因で津波に巻き込まれた人が多数います。

誰もが「家族も助けに行かず避難する!」と決めておけば、皆が津波から避難することになり、結果的に多くの人が助かります。

この考え方を「津波てんでんこ」と言い、津波てんでんこを守った地域では多くの命が助かりました。

子供一人でも避難する

親と子供が離れ離れになっているときに地震が発生した場合、親の帰りを待たずに子供一人でも避難するように日頃から指示しておきましょう。

津波てんでんこの考えから「親が子供を助けに戻らない」と言うことは、
子供は自分1人で避難をする必要があります。

ですので日頃から、「親を待たずに避難すること」、「避難をする場所はココ」と指示し、
地震が発生しても1人で行動できるように教えましょう。

徒歩で避難する(車で避難しない)

車で避難してはいけない
津波から避難をする際は徒歩で避難をして下さい。言い換えますと津波から避難するときに「車」を使ってはいけません。

地震発生時には、「車を使って遠くに避難しよう」という考えの人が多く、あっというまに渋滞に巻き込まれます。

渋滞に巻き込まれると、あとはもう津波が襲い掛かってくるのを黙って待つしかありません。

渋滞に巻き込まれた後に車を乗り捨てることも絶対に避けて下さい。あなただけではなく他の人の命まで失うことになります。

また後述しますが、津波では「遠くに逃げるよりも高くへ逃げること」を優先すべきです。
高いところへ避難するには車で登れない道もあるので、より徒歩が良いのです。

ただし足が不自由で歩けないお年寄りや、負傷してしまって歩けない人がいる場合は、車で避難しましょう。

自転車やバイクで避難することはオススメです。
ただしあまりに大型なバイクは小回りがきかず、細道では障害にもなるので注意が必要です。

遠い所より高い所へ避難する

津波から避難するときは、遠い所ではなく高い所へ避難をしましょう。

津波の規模が大きいとその威力も大きく、平らな道であればすべてを飲み込んで迫ってきます。

平坦な道のりが続く地域では、どれだけ遠くに逃げても津波が襲ってくる可能性があります。
ちなみに東日本大震災では、16キロも内陸に入り込んできた津波がありました。

あくまでも目安になりますが、
津波の高さ「1m」につき、浸水地域が「2km」増えると言う想定ができます。

高い場所とは言うものの、理想の避難場所は「遠くが見渡せる高い場所」です。

高い場所だからと言って安心して避難しても、周りの状況が見えないと、
一体どこまで津波が迫っているのか分からず、気づいたときには浸水しているということもありえます。

実際に東日本大震災では、高いところにある体育館に避難した人たちが、
津波が迫っていることに気が付かず、命を落としてしまったことがありました。

川からも離れる

海岸沿いでは無いからと言って、津波への危機感がないのは問題です。
また津波から避難した場所の近くに、川がないかどうかの確認も必要です。

津波が発生することで、川が逆流し氾濫することがあるためです。

実は先程書いた16キロも入り込んできた津波は、「川の逆流」でした。
ですので避難場所は川から離れている場所を選びましょう。

海岸沿いではない地域では、海岸沿いの地域よりも津波対策に力を入れていません。

堤防が決壊するのが早かったり、避難場所の認知がされておらず、海岸沿いよりも被害が増える可能性もあります。

川の近くに住んでいる方や、川の近くに避難場所がある人も、津波に対する危機意識を持つことが大事です。

引き潮を待たずに避難する

防災無線
東北大震災が発生するまで津波は、「引き潮が合ってから発生する」と思われているフシがありました。

地震発生後一旦高台まで避難したにも関わらず、引き潮が起きないことを見て自宅に戻り、津波に襲われて死亡した人がたくさんいました。

そうです、「津波の前にかならず引き潮があるわけではないのです。」

ですので地震発生後、引き潮などの海の反応を待たずに高台へ避難する必要があります。

また避難後、引き潮が見られないからと言って自宅に戻ることは絶対にしてはいけません。

地震や津波ではこのような俗説がいくつかあるので、根拠のない情報は信用しない方が良いでしょう。

警報解除まで戻らない

津波には第一波だけではなく、第二波第三波も来ることが予想されます。

また第一波が一番大きいというわけではなく、第二波や第三波の方が津波の規模が大きい場合もあります。

第一波が到達したから自宅に戻って大丈夫
第一波が小さかったから自宅に戻って大丈夫
というわけではありません。

東北大震災では、大船渡港に到達した津波の第一波が20mだったにも関わらず、その後9m以上の津波が襲っています。

大津波警報・津波警報が解除されてから、自宅に戻りましょう。

まとめ

津波から避難する上で最も重要なのは、さっさと避難することです。

特に海岸沿岸部にお住まいの方は、地震が発生した際は、常に最大級の津波が来ることを想定して避難しましょう。

津波から逃げるためには、日頃から家族で情報を共有しておくことが大事です。

「助けに行かずに逃げること」「近くの高い建物」「避難場所までの経路」などは年に1回でも話し合っておきましょう。

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ライター紹介

防災ハック編集長

防災ハック編集長

防災ハックの管理しております、防災ハック編集長です。様々な天災・防災に関する知識がありますので、防災記事を「読みやすく」「わかりやすく」をモットーに書いております。皆さんの防災知識を高めることが出来れば幸いです。

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