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地震が起きたときに、まずやるべき対応

2016/11/15 地震
この記事は約 8 分で読めます。
地震

地震が起きたとき(発生したとき)、一体どのような行動を取れば生存率が上がるのでしょうか?
実は今まで常識とされていた地震発生時の行動が、一部見直されています。

例えば地震が発生したとき、速やかに机の下に避難することと言われていましたが、今は「常識」とは言えないようです
それでは一体どのような行動を取れば良いのでしょうか?

今回は、地震が起きたときにまずやるべきことをまとめます。

家の中にいるときに地震が発生した場合

非常用出口
家の中にいるときに地震が発生した場合、机の下に避難をしたり無理に火を消したりする行動は危険です。

三角スポットに非難

家の中にいるときに地震が発生した場合、まず自分の身を守る行動を取ります。火を消すことや経路を確保することは、自分の身を守った後の行動です。

地震発生時にまず最初にするべきこととして今まで言われてきたのが「机の下に避難すること」です。

しかし今はこの常識に疑問が生じてします。と言うのも机の下に避難しても、上から重い物が落ちてくると押しつぶされてしまうからです。

事実過去の地震では、机の下に避難したにも関わらず、上部から物が落ちてきて死んでいる人が多数いました。

今「机の下」と同じくらい避難すべき場所と言われているのが「三角スポット」です。

三角スポットとは、大きな家具や車の横に出来る、三角状の空間のことです。この三角スポットで頭部を守る体勢でいましょう。

三角スポットの画像
画像引用元:【大地震】三角スポットと机の下を自分の家でチェックする

注意して欲しいのが、三角スポットは「家具の横」ということです。家具の前後にいると家具が倒れてきてしまいますので注意が必要です。

家具の横であっても、地震の揺れが原因で家具が移動する場合があります。それを防ぐためには、事前に家具を床に貼り付けることも重要です。

どっしりとした大きな家具が家にない場合は、やはり机の下が安全です。また、2階建ての家であれば落ちてきたとしてもそこまで重くなく、机で守れることが多いです。
このような場合は、机の下で座布団などを被り頭部を守る体勢でいましょう。

家にある机が薄い場合、どっしりとした横面が家具がある場合は、三角スポットも命を助ける重要スポットということです。

避難経路を確保

揺れが収まると次に必要なのが、避難経路を確保することです。部屋のドアや玄関のドアを開けましょう。家が歪んで開かない場合は窓が避難経路となります。

ドア付近は構造上強度が弱いので、ドア付近で揺れが収まるのを待つのは危険です。

ただし玄関は強度が強い構造になっていることが多く、またすぐに外へ避難できますので、玄関で待機することは問題ありません。

マンションの場合、エレベーターが落下する可能性があるので、エレベーターに乗ってはいけません。たとえ高層マンションの最上階に住んでいたとしても、階段で避難しましょう。

火を消す・ブレーカーを落とす

地震が発生したら、とりあえず火を消すと言う話は聞いたことがあると思いますが、震度7級の地震が来たときは、台所に行くことすらできません。

ですので台所の近くにいて、火を消すことが出来る場合は火を消したほうが良いですが、無理をして火を消す必要はありません。

普通なら避難できたのに、火を消しに行ったことで避難が遅れるほうが命の危険です。また、急いで火を消そうとしたことで加熱された脂をかぶってしまう可能性もあります。

阪神淡路大震災以降のコンロは、揺れを感知して火を消すタイプのコンロがありますので、地震が発生しても火を消す必要がないコンロがあります。(事前に家のコンロを確認しておきましょう)

震度7級の地震が発生したときで火を消せないと判断した場合は、台所に行かず早急に避難して下さい。火事にならないように祈るぐらいの方が良いでしょう。

逃げるときに余裕があれば、ブレーカーを落としましょう。通常ブレーカーは玄関にありますので、逃げる際にブレーカーを落とします。

と言うのも地震時には「通電火災」と言う、電気が復旧し通電したことがきっかけで火事になる災害があります。(阪神大震災時に発生した火事の6割が通電火災でした)

電気が復旧したときに、倒れていたストーブが通電し布団へ引火したり、傷ついた電気コードから発火するパターンがあります。

通電火災を避けるために、余裕があればブレーカーを落としてから避難しましょう。

外にいるときに地震が発生した場合

高い建物
外にいるときに地震が発生することもあります。家の中にいるよりも安全な印象がありますが、どのような行動をすれば良いのでしょうか?

頭を守る

外にいる場合はなにより頭を守ることが重要です。カバンでもコートでもなんでも良いので頭の上にかざし頭を守りましょう。

厚手の物がない場合、タオルやハンカチ程度の薄さの物でもあると無いとは大違いですので、薄手の物で頭を守りましょう。

揺れが続いている間は、上部を意識しましょう。建物がないと思っていても、ガラスの破片が飛んできたり、看板が落下してきたりする可能性があります。

高い建物から離れる

頭を守る体勢を取れたら、次は高い建物から離れましょう。一見頑丈そうに見える建物でも強い地震の場合崩れ去る可能性があります。

特にビルからは離れて下さい。砕け散ったガラスが雨のように降り注いでくる可能性があります。

また建物以外でも「高い物」には注意が必要です。例えば電柱は倒れてぶつかる危険性だけでなく、感電する可能性もあります、

ビジネス街などで高い建物から離れることが出来ない場合は、ビルの入口もしくはビルの影に入ります。崩れる可能性があるので頭をしっかり守りましょう。

足元にも注意する

外にいる場合の脅威は上空からの落下物だけではありません。破損して飛び散ったガラスや、切断した電線、壊れて落下した看板なども脅威となります。

足を負傷すると速やかに避難することが出来なくなりますので、ガラスの破片や切断した電線には特に気をつけて避難しましょう。

道路から離れる

また道路から離れることも重要です。特に車が頻繁に行き来するような大きな道路からは離れましょう。

強く揺れることでハンドル操作を誤り、車が突っ込んでくる可能性があるからです。焦って避難することでハンドル操作を誤る可能性もあります。

ですので道路から離れると同時に、ハンドル操作を謝った車が突っ込んでこないかも意識しておきましょう。

車の中にいるときに地震が発生した場合

車の中
車を運転中に地震が発生することもあります。車の中にいる時はどのような行動が最善でしょうか?

車を停める

まずはなにより車を止めて下さい。車に乗ったまま避難は絶対にしてはいけません。

地震が発生時の車の止め方にはルールがあります。下記の通り車を止めて下さい。

  1. 周りの車の流れに沿って速度を落とす
  2. 道路の左側に寄せて止める(できるだけ道路外に)
  3. エンジンを切ってサイドブレーキを引く
  4. キーはさしたまま車検証を持つ
  5. 連絡先を書いた紙をダッシュボードに置く

地震が発生時に急ブレーキを踏むと、後ろに続く車が事故を起こす可能性があるので、周りの流れに沿ってゆっくり速度を落としましょう。

キーを付けたままドアをロックもせずに車から避難する必要がありますが、これは緊急車両や人の通行のために誰でも動かせる状態にするためです。

車が盗難される心配を考えますが、緊急時の対応の方が優先です。車検証を持ち出せば車体番号も分かるので、もし盗難されてもスムーズに解決できます。

車から降りる

次に車から降りて下さい。車は屋根があるから安全と思うかもしれませんが、空から落ちてくる物は車の屋根程度では守れません。

空から物が落ちてきても車の中にいれば身動きができませんし、津波や洪水が来たときにそのまま流されてしまいます。

ですので地震が発生した時は、車から降りることが重要です。しかし周りに高い建物がない場合などは車内で待機する方が安全な場合もあります。
(しかし高速道路にいる場合は車から降りずに、ハザードランプをつけ停止掲示板を後ろに見えるようにかざし、車内で待機しましょう)

車から降りる際は道路に気をつけてください。パニックになってハンドル操作を誤る車がいるため、轢かれないようにする必要があります。

車の横には三角スポットが出来る場合が多いです。揺れが強すぎて避難できない場合は車の横で頭を守る体勢でいましょう。

車を置いて避難する(車で避難しない)

地震が発生したときに車で避難することはご法度です。過去の大地震では車で避難した結果渋滞に巻き込まれ、そのまま洪水に流されることが多発しました。

また地震だけに限らず、災害は発生した時は緊急車両が往来します。車で避難をしていると緊急車両の動きが遅くなり、本当に車が必要な人が避難できなくなります。

ただし、自分や一緒に逃げる人が、歩けないほどの年齡だったり病人やけが人がいる場合は車で避難することは問題ありません。

しかしその場合でも、道が損壊して車では進めなかったり、落石で道が塞がっている場合もあります。そのような危険がありそうな道は避けて運転しましょう。

バイクや原付き、自転車で避難することに問題はありません。

小回りがきき邪魔にもならないので、徒歩よりもオススメです。ただし周りは皆パニックになっているので、事故を起こさないよう気をつけましょう。

まとめ

まとめ
地震が発生したときにまず必要なことは自分の身を守ることです。特に三角スポットや鞄、コードなどで頭部を守ることが必要です。

揺れが収まったら、避難経路を確保したり高い建物から離れたり、車を止めると、次の行動へ迅速に移りましょう。

今まで私達が教わっていた地震発生時の対応と、今の地震発生時の対応では違うところがあるので、最新の対応を知っておきましょう。

今回まとめた地震発生時の対応を速やかに取ることができるかどうかは、日頃からこの対応を意識しているかどうかで変わります。

いつかくる大地震に備えて、月に一回ほどでもこのページを見て確認するのが良いかもしれませんね。

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ライター紹介

防災ハック編集長

防災ハック編集長

防災ハックの管理しております、防災ハック編集長です。様々な天災・防災に関する知識がありますので、防災記事を「読みやすく」「わかりやすく」をモットーに書いております。皆さんの防災知識を高めることが出来れば幸いです。

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